家族みんなで過ごす団らん、毎日の食事、勉強や趣味、1日の疲れを癒すなど、
住まいのなかで過ごす時間は多様で、それぞれのシチュエーションは、
ご家族皆さんにとって大切なものです。
住まいづくりは「どんなふうに暮らしたいか」という発想からスタートします。
コミュニケーションとプライバシーのバランス、来客の頻度や人数、
アウトドア派・家でのんびり派など、さまざまなライフスタイルの個性がありますが、
家族みんなで夢や希望を話し合ってみると、思わぬ暮らしのヒントが見つかるはずです。
そのヒントが、家づくりのテーマになり、プランニングがまとまりやすくなります。
洋服にも既製品とオーダーメードがあります。どちらを選ぶかは、人それぞれですが、既製品を選ぶ方の多くが「オーダーメードは割高」
という理由を挙げるのではないでしょうか?
しかし、既成品でもブランドによっては高価なものもありますし、オーダーメードでもリーズナブルで生地や縫製が優れているものもあります。
家づくりについても、注文住宅が建売住宅やプレハブ住宅よりも割高とは言い切れません。
注文住宅を手がける住宅会社も、他のマーケット同様に競争が激しい中、さまざまな研究開発などを通じて、
高品質・適正価格を両立させているケースが増えています。
大事な家づくりを任せるのですから、パートナーとなるつくり手の選択は、価格や品質、満足度など多方面から検討すべきです。
その際、価格が高ければ満足のいく家ができるのかというと、必ずしもそうではなく、価格と満足度は比例するものではありません。
住宅産業協議会の調査によれば、極論をいうと、総額2,000万円と4,000万円を比較しても、満足度に大きな差はありません。
これは建築費そのものより、どんなつくり手に頼み、どんな家づくりをしたかのほうが満足度に大きく影響を与えていると考えられます。
住まい手の想いをカタチにしてくれる、多方面から考えた提案をしてくれる、そんなつくり手が、いい家づくりの大きな条件になるのは間違いありません。
また、つくり手との関わりは、家が建ったあとからも何十年も継続します。
地元密着で長く家づくりをしている工務店であれば、担当者が変わることも少なく、ライフスタイルの変化や家族構成の変化に合わせてリフォームしたい場合や
ちょっとした修繕なども、スムーズに相談できます。
長い目で見た、素敵なパートナーを慎重に選びましょう!